親にされたかったことを彼にする?モラルハラスメント被害者として 私の別れられない心理3

こんにちは。

りらです。

 

前回の記事(彼は変わるはず。)を書いてみて、自分の中ですごく葛藤していることなんだと改めて感じました。また、頂いたコメントが本当に身に染みる内容で、発見もあり、考えさせられることが多くありました。

書いた後に別の感情が沸いて追記もしましたが、頂いたコメントの流れを汲まずに追記したので筋違いになった点は申し訳ありません。でも、それぞれにお返事したとおり頂いたコメントは自分の中で反芻しています。ありがとうございました。

また気づきがまとまれば、書きたいと思います。

 

さて。今日はもう一つ踏み込んだテーマとして親との関係について書きます。これはカウンセラーさんとの対話の中で、「親との関係」が別れられない原因じゃない?と言われたのですが、その後まったく自分の中で進展のないテーマです。まずはあったことだけでも、整理しようと思います。

 

親が嫌い?

カウンセラーさんに「なぜ、ご両親に相談しなかったの?」と聞かれたことがあります。私としてはまず「困らせたくないから」そして次に「言った後に結局は自分が傷つくから」と答えました。

なぜ、結局自分が傷つくのか?といえば、私の予想ですが、恐らく事情を聞いた両親はおおいにショックを受け、取り乱します。そして、なんらかのタイミングで「馬鹿な娘を持って傷ついた親」の顔をする。それが怖いと思ったからです。

 私は親に対しておおらかに受け止めてくれる存在というイメージはありません。どちらかといえば、常識人ではあるが内面的に未熟な大人、と思っています。

 

何故そう思うに至ったのか?そして今にどうつながるのか?幼少期の両親との関係にさかのぼります。

 

私の育った環境

両親は二人とも大学を出て、卒業後わりとすぐに結婚し、私と弟を産みました。お互い中流家庭で育ち、それなりの教養と常識とモラルをもった人達だと思います。

20代だった両親は、私がものごころつく頃には毎日喧嘩喧嘩喧嘩…。小学校1年生ぐらいで、母に「ごめんね、お母さんもう耐えられないかも」など号泣しながら言われた記憶があります。かわいそうでした。

毎日、家庭はピリピリしていました。口が立つ父は母を責め、母も些細なことでヒステリックになり、わめきました。私たち兄弟は、身を固くしてテレビを見ていました。

ある日、別の部屋で両親が大声で喧嘩をしていた際、母が「りらはひきとれないから!そっちの家でおばあさんと育ててよ!」と言っているのが聞こえました。結果、離婚はしませんでしたが、この言葉にはかなり傷つきました。

そんな両親を見て、私は子供らしくない子供に育ちました。まず両親のそれぞれの言い分が見えるようになりました。父も小さな言動にカッとならずに、相手が本来もっていた気持ちを汲めばいいのに。母も言葉の端に反応せず、全体で見ればニュアンスが違うことを理解すればいいのに。等。

 

親の愛についても常に考えていました。中学生のときに出した結論は、「子供を愛していない親はいない。でも子供が「愛されていない」と感じる以上、その親は「愛していない」。」

特に本当の暴力もなく、一方的なモラルハラスメントもなかった。でも常に両親は不仲で、なんだかんだいっても子供の頃はそれに振り回されていた。心を保つためにたくさんのことを考えていたと思います。

 

でも、一度実家を出て、社会人になり、私も親のことは特に何も感じなくなりました。親も若くして結婚して、そのころは精いっぱいだったと思うし、むしろ、兄弟を育ててくれて全員を希望する進路に進ませてくれて有難かったと思っています。

どんな大人にも、それぞれ親との確執や、やりきれなかった気持ちはあると思います。私もその一人であって、特にひどいケースでもなかったと思います。

それでも、前述したように親に対する「未熟な」イメージや、どこか上から目線である気持ちは残っているような状態です。

 

今への影響その1 親よりはマシ

さて、その経緯が、今の「別れられない」状態にどう影響するのか?

まず一つ。

カウンセラーさんには「まだ若いんだし彼と別れて、そもそもモラハラの素質がない人とやりなおせばいいじゃない」と言われても、「う~ん、またひっかかる可能性だってあるし…。あと、彼も優しい状態ならうちの親よりはマシな家庭になる気がする」と答えました。

そこから深く考えていないのですが・・・。

 

今への影響その2 親にしたかったことを彼にする?

私は彼に対して「モラハラを治しなさい」身体を張って深く傷つきながら、彼を更生する先生のような状況になっているわけですが。そもそも、鬱になるまで他人につくす必要はないはずです。なのに彼に執着するのは何故か。

 

私は両親に対して「もっとこういう考え方をすればいいのに!!」とそれぞれの立場について考えていました。だから彼のことも、モラハラの裏の気持ちを読んでしまうし、読めた以上、理解し、厚生したいと思ってしまうのかも。

 

今への影響その3 親にしてほしかったことを彼にする?

私の両親は、常に自分たちのことで手一杯でした。私はとても勉強ができたので小・中学校まで学校の成績はほぼ一番でした。でも特に褒められた記憶はありません。どちらかといえば「うちの子はそれぐらいできて当たり前」という風でした。

私も「これぐらい普通だよ」というスタンスにプライドがあったような気がします。(これについては勉強が全くできなかった弟が辛い思いをしていたと、今は胸が痛みます)でも、心のどこかでは褒めてほしかったのかもしれません。褒められなくてもいいから「愛されたい」とは思っていました。

 そのことをカウンセラーに伝えると、「あなたは、自分がご両親にして欲しかったことを彼にしていないかしら?」と言いました。

 

もし、自分がしてほしかったことを彼にしているとしたら?

・・・私は「愛されたかった」。だから彼を愛する。

・・・私は両親に、特に母親に「手放されたくなかった」。だから彼を見放さない。

 

つまり、私が彼に一番できないこと、それは「嫌いになり、手放すこと」

 ということになってしまうのですが・・・。でも、それって、だからってどうすればいいんでしょう??

 

モラルハラスメント被害者として私の別れられない心理、その3

親との関係が彼との関係にも影響しているような気がするが、それをどうすればいいかわからない。

 

太字にしたけれど、何もまとまっていません…。正直そこで思考停止ですし、つきつめる必要があるかも疑わしいぐらいです。次回のカウンセリングのテーマなのですが、自分でも何を話せばいいのかわからず臨むことになりそうです。もし何か進めばまた書きます。

ではでは。