心療内科・カウンセリング・薬、本当に「相性」ってあるんだなぁな体験1
こんにちは。
りらです。
恋人との間にできた子供を人工中絶し、その後、彼からの精神的DV・モラルハラスメント(自覚はありませんでしたが)に約一年耐えた耐えた結果、晴れてうつ状態に陥り心療内科に行ったのですが… 病院との相性は、あります。すんなりとは進まなかった体験談です。
私のうつ状態
中絶したことへの自責の念と、日々彼の顔色を見ながら同棲生活を送っていた緊張感からか、だんだん気分の落ち込みだけでなく、
・なかなか寝付けない、夜中二時に目が覚めて寝れなくなる、朝早く起きすぎる等、眠りがうまくいかなくなる
・のどが閉塞するような詰まるような感覚
・耳鳴り (特に「もう嫌だ!」と感じるときに)
・動悸 (なぜか仲の良い友人や会社の同僚と話すときに)
・手の震え
などの身体症状が出てきました。
さすがに自分でも「なにか本当にヤバいかも」と思い、彼にちょっと最近変だから心療内科に行きたい旨を伝え、(基本的に仕事以外の外出は申告しておかないといけない)病院に行くことにしました。
今思えば気分の落ち込みもひどくなっていて、毎日決まった時間にピークを迎えるようになっていました。(なぜか会社からの帰宅途中、自宅の最寄り駅から自宅までの道中に号泣)
常に「早く人生がおわらないかな。早く早くまきで終わらないかな。」と思っていました。
一件目の病院
自宅から徒歩で行ける範囲に、わりと大きな個人病院がありました。駐車場もいつもいっぱいで、ネットの口コミもいいことしか書いてなかったので、不幸中の幸いとばかりに初診。
診察は、始めに看護師の女性の方に問診?最近の状態を質問されること10分、先生の診察10分。一般的な抗うつ薬が処方されました。
アレ?心療内科って、色々今の状態を聞いてくれるんじゃないの?と思いましたが、やや取り乱す私をよそに、あっけなく診察終了。
モヤモヤが残りましたが、こんなもんなんだと納得。
ちなみにこの時は、モラハラ・精神的DVなどの彼が原因で鬱っぽくなっていたとは思っていなかったので、「中絶したり仕事も忙しかったりで鬱っぽいです」みたいな話をしました。
投薬一種目
一週間ほど続けてのんだ後から効果が出ます。といわれましたが、飲んだ翌日から眠すぎて朝おきられない!身体がだるくて会社に行くのが辛い。これはおかしいだろうと病院へ。
「相性が悪そうですね」と、あっさり薬が変わりました。
よくあることです、みたいな感じだったので無理して飲まなくてよかったです。
投薬二種目
二種目は前よりマシだったので継続して飲む。すると本当に一週間後ぐらいから気分が明るくなったのです!青空のすがすがしいことよ!逆に、本当に鬱だったんだなぁと切なくもなりましたが。
今まで悩んでいたことを考えようとしても白いモヤの向こうにあるみたいに感じられて、「深く考えない」モードに勝手になった感じでした。
会社でも周りの人に冗談が言えるようになったので、いい感じだなぁと数週間薬をのんでそのまま通院も薬も辞めてしまいました。
数か月後、うつの再悪化
数か月後、年度末で仕事が忙しくなってきた頃、また眠れなくなり、前述の身体症状や気分の落ち込みが再発しました。自分でも「また来たな」という感覚がありました。
前回の病院に行くことも考えましたが、なんとなく薬で頭にモヤをかける治療に疑問がありました。モヤをかける悩みの根本を取り除かないと、一生薬が必要になるんじゃないの?と思いました。
そこでネットでカウンセリングルームを探しました。なるべく公的な機関で、病院での勤務経験や学会への参加があるカウンセラーがいる場所を探しました。結果、初回無料でよさそうな場所があったので伺いました。
初めてのカウンセリング
住所はあるマンションの一室でした。大丈夫かな~と思いましたが、中は広く、カウンセリングの部屋とうつの患者さん?が日ごろ過ごすスペースがきちんと整えてある場所でした。
カウンセラーさんは、おそらく5歳ほど年上の女性でした。優しい口調でどうされました?と聞かれて、始めは冷静にかれこれこんな経緯でこんな状態なんです~と端的に説明しました。でも「大変でしたね。中絶してどう感じましたか?」と聞かれた後、「いや、悲しかったです。それに、産みたかったのにかれこれここんな状況で色々あって産めなかった」と話し始めたら、止まらなくなり、最後はワーワー泣いていました。
人に話すことで、「中絶で傷ついたんだ、まだ悲しいんだ、理不尽だと思っていたんだ」ということに気づきました。
普段、彼からは「前向きにならないと。過去を振り返って泣くなんて時間の無駄。今お前が泣いているのに合わせて俺の気分も暗くなる。今この時間が腐った無駄な時間だ」と言われていたので、無意識に考えないようにしていたと思います。
カウンセラーさんからは、「過去のつらい気持ちに蓋をしても、いつか爆発してしまう。蓋をして我慢する時間が長ければ長いほど、後の爆発が大きくなる。重度のうつ病になるかたも長年耐えて爆発してしまう方が多いんですよ。」
「辛かった気持ちを出すことも大事」
「もし仕事もストレスになっているなら休んでもいいんですよ。自分の身体を何よりも大事にしてください」と言われました。
休職という選択肢のことや、診断書がいること、経済的に心配であれば障がい者手帳で負担が軽減されるなど色々教えてもらいました。
一件目の病院へ再診 衝撃の対応
その後カウンセリングの「自分を大切にしていい」の言葉にうたれ、病院に休職の相談も含めて再診に伺いました。このころ、家も仕事も辛く、かなり憔悴していました。
先生には、あの後調子が良くなったが、また悪くなったこと、カウンセリングを受け休職について助言をもらったことなどを伝えました。
すると
先生「は?なんでカウンセラーは休めって言ったんだよ、ブツブツ…。あなた仕事休んでなにするの?家でゴロゴロするの?ゴロゴロしてどうするんの?それで鬱が治るわけ?仕事してなくて、あなたって何なの?」
私「え?でも少しでもストレスを減らして心を休めたいと思ったんですが・・・」
先生「で?ゴロゴロするわけ?そんなにしたいなら一週間出すけど、ブツブツ」
私「(プチッ)いや、いいです。結構です。ありがとうございました。」
で、すぐに帰宅。
ええーーもうこっちは藁にもすがる気持ちで行ってるのに!悔しいし空しいしで帰宅して気が緩んだら泣けてきました。彼もこの日ばかりは、そんな医者いるの?もう行かなくていいと味方になってくれました。
次回、二件目の病院に行った話を書きます。
ではでは。