私の精神的DV・モラハラ被害1 ~被害者も自覚なし~
こんにちは。
りらです。
私の精神的DV・モラハラ経験について書きたいと思います。
でも初めに。いま、モラハラかも?と悩んでいらっしゃる方でしたら、こうしたネット情報ではなく、谷本惠美さんの書籍「カウンセラーが語るモラルハラスメント 人生を自分の手に取り戻すためにできること」を読んでみてくださいね。私も、うちがモラハラまでいくのか?どうかなと思っていましたが、本に書かれていることにピッタリ当てはまってモラハラ被害を自覚しました。これからの事やお子さんがいる場合のことも書いてあります。ぜひ。
前置きが長くなりましたが、ここから一個人の体験談です。
モラハラの始まり
私のモラハラ加害者は、交際二か月の恋人(後に夫)でした。
年齢は一回りほど年上で、若いころはヤンチャだったそうですが穏やかで紳士的な人でした。バツイチで元奥さんのところに子供がいますが、離婚に関して何年も何年も後悔してようやく、次こそ幸せな家族をもとう。別れた奥さんや子供にしてあげられなかったことをしよう。そうやって前向きに進もうとしている人でした。
もちろん養育費も払っていますし、時折面会できる日には精いっぱい子供を愛していました。
年頃かつ初婚の私の相手としては、すでに訳アリだったわけですが、素直で優しくていい人でしたし、今どきバツイチは珍しくないと思い交際を始めました。
相手も大人でしたし、遊びではなくお互いに結婚を意識して同棲をしようとなりました。彼の家によく泊まっていましたが、いつも穏やかで明るく仕事熱心。一人でも真面目に生活していて、好感がもてる人でした。
同棲が開始してすぐに妊娠がわかり、状況がだんだんと変わっていきました。
まず彼が私の言動・行動色々なことに小言を言うようになりました。
例えば、トイレの電気をつけたまま会社に行ってしまったこと。
ラインの返事が3時間後になってしまったこと。
たばこを吸っていること。
休日に彼が夕方帰宅する際、ソファで昼寝してしまっていたこと。
男性上司と二人で出張に行ったこと。
男性上司を褒めたり、尊敬している旨を話したこと。
化粧品を買ってきたこと。
たわいない会話の中で映画に行きたいね、と言ったこと。
1200円の海鮮丼に「え?安い?」と聞いたこと。
注意、ならまだいいです。
注意したあとは、ふて寝するまで言葉の嵐。
本当に君には失望した。初めは完璧だと思っていたのに、評価が下がるばかりだ。正直、こんな人だと思わなかった。がっかりだ。
お前はアバズレだ。お前は人間として腐ってる。お前みたいなやつ友達も嫌がる。誰もいいと思わない。お前は自己中だ。お前は金があれば自分のものしか買わない。
誰の金で遊べてると思っているんだ。お前が出せ。馬鹿が。気分が悪い。お前のせいで飯が不味くなった。最低最悪だマジで。根性が腐っている。クソ事務員が。
理由があるときに言い返すと(「今日は緊急のことがあってバタバタしていて携帯を見れなかった。」「聞き間違いだし、そういう意味でいったんじゃないよ!」等)
言い訳する奴が一番嫌いだ!と一蹴。
睨みながら。溜息をつきながら。
お前は人間として腐ってる、はほぼ毎日言われたワードでした。
極め付きは「お前がそんなんだから、子供も産ませられなかったんだ!」
私は妊娠後、産みたかったのですが彼の同意を得られず中絶しました。結婚する前に、まだお互いに知り合う時間がほしい、というような趣旨を言われ、「今回は中絶するけれど、この先も一緒にいてほしい。たくさん旅行して二人の思い出をつくって順序をふんで結婚後に子供をもとう。」と言われて同棲は継続していました。
先ほどの言葉が、結構こたえる内容だったと伝わるでしょうか。
私は一生懸命、信頼関係を築いて結婚して子供をまた授かりたいと思っていたので、彼の罵声にきちんと答え、自分を改善しようと日々務めていました。
モラハラではなく、単に厳しく注意されていると思っていました。中絶したことで自尊心が低下しているタイミングでもあったので、「結果的に中絶するようなことになったんだから、私の生き方が悪かったのかも。」という思いもありました。
こんな日もありました。
私は建設業で周囲は男性社員ばかりでしたから、会社の話には男性が登場します。何かが彼にヒットしてしまえば「お前はアバズレ」モードに入ります。
ある日「お前はアバズレ」モードに入った彼がいきなり女性数人に連絡をとったことがありました。そして、わざと女性からラインが何件も入ってくるのを見せつけるのです。
そもそもモラハラが始まってすぐに、私の男友達の連絡先はすべて消しましたし彼もそうしたはずでした。でも保険として女性数人の連絡先はとっておいていたようです。
いら立った彼が、夜中に私服に着替えて女性のところに行こうとしたこともありました。私はビンタして引き止めました。
私たちは一人の子供の命を犠牲にして、お互いがもっと知り合う時間を作ったのに。なんで、そういうことをするのか、悔しかった。
そんなこんな、毎日罵声をあび、彼の一挙一動に気を使い、それでも頑張ろうとしていた期間が半年ほど続きました。
もうこの頃には、世界の中心は彼で、私は「幽体離脱」しているかのように心と体がバラバラになっていました。
怒られいるのは自分なのに心はフワフワと浮いていました。
もちろん仕事も、会社には行っていましたが頭は働かず、家で寝れていないのでトイレで二時間ほど寝てしまうこともありました。
たった半年。されど辛い半年でした。
私の心は完全に彼に支配されていたのでした。
今日はここまで。
ではでは。