堕ろしました~中絶後の身体~

 こんにちは。

りらです。

前回からの続きで、中絶後の体験談です。

くどいようですが、これはあくまで個人の体験です。もし当事者としていま悩んでいるならば、公的な窓口などに連絡してください。シングルマザーを応援する団体もあります。産むも産まないも、あなた自身の気持ちを尊重してくれる応援してくれる場所はあります。親も彼氏も関係ない自分の気持ちをも見つめてほしいです。私は出来なかったから。「自分を大切にする」選択肢が残されているはず。きちんとリンク張るほど整理できていなくてごめんなさい。ネットで心が疲れないように、それだけ留意してください。

 

 

中絶後の身体

私は手術の翌日だけ有休をとりました。何していたかまったく記憶はありません…。手帳をみると、その翌々日に弟のスーツを一緒に買いにいっていたので「なにもなかったかのように」過ごしていたんだと思います。

手術後、何回か検診を受けます。癒着などがないか、きちんと調べてもらえます。手術後はしばらく性交も禁止です。

手術後の痛みはそれほどありませんでした。吐き気も数日すると引きました。次の生理までは様子見でしたが、普通に生理もくるようになりました。

身体はタフです。本当に日常に戻りました。乳首だけ大きくなったまま戻りませんでしたが、だんだん乳の張りも引いていきました。

きちんとした先生に診てもらえたおかげだと思います。

 

一点、不思議な症状ですが、その後の出産予定月に一週間ほど母乳がでました。色も白く、なめるとミルクっぽい味がしました。

産婦人科で見てもらいましたが、一般的に母乳が出る際の成分も血液から検出されず、理由は不明でした。乳がん検査も念のためしましたが、これも問題なし。

 

本当に女性の身体は不思議が多いです。

だからこそ、本当は中絶なんてせず、大切に扱わないといけないものなんだ、と改めて感じる出来事でした。

 

それに、めちゃくちゃ切なかったです。

私の身体は産んで育てたかったのかな、と。今ごろおっぱいを吸う赤ちゃんが生まれるはずだったもんね。

 

中絶後の心

身体は問題なかった、けれど私の場合心が後で折れました。

しばらくは、普通に落ち込んで癒し系の本を読んだりしていました。でもその程度。

私の場合、時間がたてばたつほど自責の念が強くなり、ちょうど出産予定月に毎日道中で泣いたり、一人で家にいるときに発狂したかのように泣くようになりました。(母乳事件も効いたのかも)

産婦人科に心のケアができる場所を紹介してほしいと言いましたが、自分で心療内科などを探してくれとサッパリ切られました。

 

ネットでは中絶後後遺症候群・PASSという言葉を知りました。でも読んでもたいして解決策はなく、もやもやが残るばかりでした。そんな中、同じように中絶を経験した人の体験談を読むのが慰めになっていました。

いつもどおり中絶記事を読んでいた際、中絶体験談の記事募集(報酬ありの求人?のような広告)がでていて、ネットの記事にすがる虚しさを感じました。(別記事に詳しく記載)

 

じゃあどうやって回復していくのか?

私はいま心療内科でカウンセリングを受けていて、中絶やその他のことを少しずつ整理する作業をしています。といっても、カウンセラーさんに「自分がどう感じたか」「本当はどうしたかったか」など過去を思い出して話すだけなんですけど。

カウンセラーさんいわく、過去をふりかえることで自分が消化しきれていない気持ちを吐き出して納得すれば前を向いていけるとのこと。過去を見なかったことにしても、後になって整理されていない感情は爆発するそうです。

たしかに、以前、流産後の悲しさに蓋をしていたら三年後に自殺願望として爆発してしまった、という過去を持つカウンセラーさんに会いました。だから、感情は早めに出したり見つめることが大事だと言っていました。

 

結論はまだ出ていません。これからどうなるかもわかりません。

いまこうしてブログを書くことで、過去をみつめる作業になって回復につながるのかな?と思って書いています。

 

何か進展があれば、また書きます。

ではでは。