私、堕ろします!~中絶手術~
こんにちは。
りらです。
前回から続き、私の中絶体験談です。
前回にも書きましたが、これは個人差が大きい女性の身体に関することの、あなたと近いところもあれば違うところもある私、一個人の経験談です。
こういうものを読み漁っているなら、読んだ後、病院やカウンセリング、公的な窓口に匿名でもいいから相談してみてくださいね。頭の中がぐるぐるになっているから、過剰に信じたり偏った情報に流されないよう。落ち着けるように。辛いけど内にこもらず、外に助けを求めてくださいね。
中絶を決意
初めての受診から二週間後、激しいつわりが始まりました。吐き気がひどく病院で薬をもらうも効き目はあまりありません。
私は大手企業の総合職でわりとバリバリ仕事をする立場にいましたが、吐き気で会議でもおちおち座っていられなくなりました。
プラオイベートでも最悪の状況で同棲が始まっていました。私は産みたかったので彼に必死の訴え(話し合い、私に不満があるなら自分を変える、手紙「信じてるよ」)をしながらも、毎日罵声を浴びていました。たいてい「お前は人間として腐ってる」「アバズレが」「お前みたいな人間に子供を産ませられるか」等々。(このあたりはモラハラカテゴリに詳しく記事にします)
精神的に参ってきた私は、もうパソコンの前で仕事がするのが吐き気で困難になったとき、気分が悪いので早退しますと言って、その脚で病院に連絡し翌日中絶手術することになりました。たまたまスケジュール的に最短で入れたようです。
中絶手術前日
色々なやり方がネットではでてますよね。
私の行った病院では、特に選択の余地なく、前日に器具を挿入し入院し、翌朝手術でした。綺麗で地元でも人気の病院だったので、そのままお任せしました。
ちょっと記憶があいまいですが、手術前に同意書に記名し料金や流れの説明を受けた気がします。たしか15万円ぐらいでした。
器具の挿入はいつもの脚パカーの台で行われました。
深呼吸してくださーいというものの、力が入ってしまい人生初めての過呼吸に陥っていました。年配の看護師さんの手をずっと握っていた記憶があります。特に痛みはありませんでしたが、とにかくパニックでした。自ら今日おろす!と連絡したのに。
過呼吸って中学や高校でとてもナイーブな子がなっていたなぁ、位の遠いものでしたが、手足は痺れ、車いすで運ばれていく結果となりました。
一晩入院する部屋は一つ上の階だったので、車いすでエレベーターに乗りました。部屋の準備が済むまでソファで待ちましたが、目の前は新生児室でした。もう廊下も部屋も暗かったのですが、なるべく見ないようにしたような気がします。
車いすにのって部屋に行くまで彼は一緒にいましたが、どんな気分だったんでしょうね。部屋に入ったのは夜10時頃。帰り際に「もうまともな飯屋は開いてないな」といって帰っていったような気がします。
中絶手術
朝、血圧を測ったりしてしばらくすると、看護師さんに呼ばれて一緒に診察室に行きました。いつもと別の部屋の脚パカーに乗り、全身麻酔が打たれました。
私、大変な健康優良児で入院も手術も歯医者以外の麻酔も初めてでした。
麻酔を打った後は、数字を数えてくださいねと言われ、「いち、にぃ、さん、しぃ~~わ~~~~~~」という感じで数えている途中で頭がスコーンとなりました。
で、気づいたらベッドだった?いいえ、違います。
私の場合はずっとジェットコースターのようなものにのってSFみたいな景色の中をずーっとすべっている夢?を見ていました。上下直角いろいろな方向にすごいスピードでボブスレーに乗ってるみたいな感じでした。途中、高速道路の落石除けみたいな日差しと影が交互になる場所や、オフィスっぽいところやノンストップで走っていました。
ずーっと心音?機械のピッピッピッという音が聞こえていました。(後で目が覚めた後に、他の部屋から聞こえてあの音だ!とわかった)今でもこの音が苦手です。
景色がちょっとゆるやかになって部屋みたいなものが見えた瞬間、車酔いで気持ち悪くなりました。すると「は~いこっちに出してね~」と看護師さんらしき人が見えて、私は本当に吐いてたみたいです。その後、たぶん少し普通に寝て目が覚めました。
となりのベッドには、中高生らしいゴテゴテしたリュックとコンバースが置いてありました。もしかしたら…。
ぼんやり彼に迎えに来てもらい帰宅。
決意して電話して一日半で全て終わりました。
その後の身体については次の記事で。
ではでは。