修行するモラルハラスメントからの結婚生活 1.夫の修行

こんにちは、りらです。

 

更新しない間に、鬱でモラハラな夫婦なのに新婚旅行に行ってきて鬱症状が悪化したり、喧嘩したり、彼の性格に驚いたり、譲歩したりと、内面は忙しく、外面は仮面専業主婦で鬱治療でやることもなく・・・な毎日でした。

モラルハラスメントから始まった夫婦生活、気長に自分の気持ちに向き合って彼との生活を続けるか考えていこうという段階にいますが、今の夫婦生活を一言で言うなら「修行」です。それはお互いになんですが。修行共依存というか。。なんとなくお互いに毒を出し合って少しでもいい人間になろう、と修行しているような関係です…。今日は夫側の修行について。

 

まだまだ驚かされる夫の言動

最近の夫は、暴言もなく引き続き落ち着いています。が、改めて驚かされることがありました。

ある日、家で実際にあった事件を元にした映画を見ていた時の事。犯人のあるセリフに過去の旦那のモラハラ発言が重なってしまい、涙が出てしまう場面がありました。私は黙ってても仕方ないと思い、過去のあなたと重なったんだよ被害者の恐怖がわかる、と伝えました。すると夫は間もなく「・・・もうお前とは一生映画は見ない!」と怒鳴って映画を消しました。「娯楽のために見ているのに、お前は泣き出して俺も暗い気持ちになる。馬鹿馬鹿しい!」「まだ俺がただのサラリーマンならお前の話を夜な夜な聞けると思う。でも俺は経営者で会社のことも社員の家族のことも考えないといけない。ただでさえで頭が痛いのに、家のことでも悩まされていられない!」とソファから溜息交じりに睨んできました。

・・・。え?静かに私の中のなにかがキレました。涙をぬぐって淡々とキレました。

「あのね、普通、奥さんが涙を流していたら、もう少し優しくするんじゃないの。しかも原因は過去とはいえあなた自身でしょう。勝手にもう終わったことのように言っているけど、あなたがつけた傷が私の中にまだ残っているとわからないの?少なくともあなたの対応は普通の人とは違うからね。」「ちなみに予想だけど、あなたがなんで声を荒げたか教えてあげようか?あなた元々は気が弱くて優しい心なんだよね。自分が人を大きく傷つけたことを理解したくないんでしょう。自分が傷つきたくないから。器が小さいんだよ。自分が責められたくないんでしょう。自分が悪かったと認められないんでしょう。だから声を荒げて自分が傷つかないようにしてるの。」「それに経営者だから寄り添えない?自分の家族も支えられないのに社員の家族を支えられるの?私にはそう思えないけど。」思うこと思うこと吐き出しました。

 

すると夫

「・・・たしかに昔からドラマを見ても、泣いている女の人の肩を抱く男が信じられなかった。こんな優しいやつ普通にいるのか疑っていたし、もしかしたら自分が違うのかと思うこともあった。」「つい15分前までは自分は一切悪くなくて100%お前が悪いと思っていた。でも今は自分が悪かったとわかる」「もう暴言も辞められて優しくなれたと思っていた。でも、まだまだなんだ・・・。」「俺は変われるのかな…」「ごめんね」

 

私「私もカウンセラーさんに(こんなモラハラ男と別れられない依存体質の)性格を変えれるかなって聞くけど、自覚していれば時間はかかってもなりたい自分に変わっていけると言われたよ。だからあなたも頑張れば変われるかもしれないね。」

 

夫「そうだね。変わっていくね。怒ってごめんね。」

 

私「がんばってね」

 

彼の修行

彼は彼なりに、自分の性格の欠陥を自覚しているようです。それを治せるなら治したいとも思っているようです。この件、カウンセラーさんには「お金もらったら?」と言われました。彼にとっての私は、一緒にといると自分自身の良くないところを炙り出してハッキリ善悪を指摘してくれる先生のような存在になっています。彼自身は「辛いけど受け止めていこう!」みたいな前向きな修行になっているようです。

ですが、私には彼の先生になりたいという欲求はないので、正直しんどさが残ります。このくだり、結局私は甘えられず最後には激励して終わりましたから。誰かに甘えたい、優しくされたい、ゆっくり話を聞いて共感してほしい。そういう欲求があるんだなーと自覚しましたし、それが夫で満たされることはないんだろうなと悲しくなりました。

 

そして一番つらいのは、彼への指摘はいつも同じ「相手の気持ちを理解して」ということです。指摘した事例は一生懸命改善しますが、根本的に治せない。先日テレビで見たアスペルガー症候群の子供と似ているなーと感じました。今回のことも「奥さんが泣いたら優しくする」ということは治せますが、あらゆる場面で「相手の気持ちを察する」ことは難しいのだと思います。そもそも私が鬱になったことも「なんでこんな時に鬱になるんだ」と彼の都合だけでしか自分の感情を作れていないのです。共感したり労わったりする力が欠けているのです。

 

じゃあ別れる??

いいえ、まだ別れるまでの気持ちにはなりません。。。いま私を引き止めているのは自分の側にも修行させてもらっていることがあるからかも?という出来事があったからだと思います。それについては次の記事で。

 

でもなんにしても言い返せるようにまで回復してよかった!と思います泣 感情が無くなって自殺ばかり考えていた自分。。カウンセラーさんに本当に感謝です。